【コラム】なぜ日本のSDGs認知率は低いのか?考察してみる。

2020.07.15コラム

こんにちは。E-team(イーチーム)の代表を務める江口です。

今年に入ってから日本のメディアでも耳にするようになったSDGs。2020年3月に朝日新聞社から公表された認知調査によると、SDGsを「聞いたことある」と答えた人が32.9%と過去最高になりました。

しかしながら2019年9月の世界経済フォーラムの調査では、日本国民のSDGs認知率は世界で28番目となっており、世界平均の74%と比較すると国内ではまだまだ浸透していない状況と言えます。

弊社メンバーも家族や友人など近しい生活者にアンケート調査を行い、なぜ低認知なのか考えてみましたが、やはり、まだ日本でのSDGs認知はアーリーアダプターに留まり、世間の大半のイメージは「意識の高い人たちが言ってる絵空事」程度のものと捉えていると思います。

まず英語圏に馴染みがある人はアルファベットに抵抗がなく「SDGs」というワードもスムーズに受容できると思いますが、そもそも平仮名やカタカナ文化の日本人からすると「エスディージーズ」という語呂から社会貢献活動を想起すること自体が難しく、小さい“s”はどのように読むかよくわからず、発音しにくい。そしてSDGsの意味が理解できたとしても、貧困や平和といったワードが並び、品行方正で面白みのない優等生のようなイメージがつきまといます。

残念ながら、優等生ではない多数派のかたは自分とは無関係だと思っているはずです。私達もそうでした。

世間の大半を占めるマジョリティの人々の自分ゴト化を促すには“生活者ひとりひとりにとって特別な個々のきっかけの提供”が必要で、きっかけは自分が高く関与する生活体験から得ることが多々あります。

たとえば家族、同僚、友達。私の場合は息子の誕生がきっかけでした。自分以外の誰かにはじめて本気で関心を持ち、この子が安心して暮らせる世の中を残したいと本能が感じた瞬間に地球に目を向けSDGsを深く知ることになりました。

他には音楽、映画、スポーツ、そして好きな商品やブランドがきっかけとなることもあるでしょう。認知率のキャズムを超えるにはマーケターがSDGsを踏まえて自社のブランドエクイティを再設計し、ブランドの力を借りてマジョリティ層に刷り込むことが不可欠だと思います。

私たち株式会社E-team(イーチーム)は「SDGs×マーケティング」の専門家として、企業の経営・マーケティング活動にSDGsを導入しブランドエクイティやコミュニケーション設計の再構築をご支援することでSDGsの認知を高め、国民全員がSDGsを無視できない状況を作り出し、生活者に選ばれる強い企業ブランド作りに貢献していきたいと考えています。

 

※朝日新聞社【SDGs認知度調査 第6回報告】2020/3/26 https://miraimedia.asahi.com/sdgs_survey06/

※世界経済フォーラム 2019/9/23記事 https://www.weforum.org/press/2019/09/global-survey-shows-74-are-aware-of-the-sustainable-development-goals/


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